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今回の「ちょっと・・・」は、今までお話してきた内容をすべて合わせたような話となります。
ほとんどの部屋と繋がりのある内容なので、前の部屋を読み返しながらゆっくりと内容を噛み締めて自分のドライビングの参考にしていただけたら幸いです。
さて、まずはRoom No.029をしっかりと読み直してください。
(この間、約15分・・・)
読み直していただけましたか?
ここに登場していた大須賀選手は、この年に見事に中部地区N2クラスのチャンピオンに輝きました。素晴らしい♪
その後、彼は転勤やら何やらで一緒に走る機会も減ってしまい、走りの方もちょっと低迷気味で(汗)今年は心機一転、スポーツラジアルでドライビングをもう1度根本から見直そう!としているそうです。
とても良いことだと思います。イマイチの成績のままずるずると同じ環境で走っていてもなかなか次のステップは見えて来ない場合が多いですからね。
先日、この大須賀選手と美浜サーキットというところで毎月開催されているジムカーナ練習会で久しぶりに一緒に走りました。
彼のDC2のタイヤはZ1スタースペック。私も開発のお手伝いをしたジムカーナにもサーキットランにも、非常に高いパフォーマンスを発揮してくれる素晴らしいタイヤです(ちょっと宣伝♪笑)
久しぶりなので、じっくりと彼の運転を見ていて感じたことは
@
以前よりもステアリングをこじらなくなった
A
アクセルを丁寧に開けるように心掛けている
B
進入のラインをコンパクトにして最短距離をスムーズに走るようにしている
他にも、小さなことはありましたが、主にこの3つのことを感じました。
まあ、こう書くと良い事ばかりのようですが、実はここで最近の大須賀選手のドライビングに大きな欠点があることが解りました。
で、言葉で説明するよりも身体で感じてもらった方が早いな!と思い、彼を助手席に乗せて私が彼のDC2をドライビングしました。
私が意識したことは、次の3点です。
@
進入スピードが彼よりも速く、しかも一気にスピードを殺す
A
最大舵角が大きくなっても、彼よりも数テンポ早くステアリングを戻す
B
進入のラインのコンパクトさよりも立ち上がりで直線的に加速できるラインを作る
結果的に、2名乗車で彼のタイムをポンと抜くタイムが出ました。
さて、ここでちょっと考えてみてください。
Room No.029で私が大須賀君に当時言ったことと、今回私がやってることは何か「反対のこと」なような気がしませんか?
言葉にすると、まったく反対の表現になってしまう感じですが、タイヤにとってみれば、029の時の私の運転と今回の運転はまったく同じことなんですよね。
実は、大須賀君の運転が反対方向へ向かってしまっていたということです。
ようするに「過ぎたるは及ばざるが如し!」ですね。
彼は、タイヤのグリップを意識し過ぎるあまりに、積極的にタイヤのグリップを使い切るということを勘違いしていたというわけです。
で、この状態よりもタイムを出そうとすると、進入でタイヤをこじってしまったり、その所為でインにつけなかったり、立ち上がりのラインが必要以上にアウトへはらんでしまったり。
で、それでは返ってタイムダウンしちゃうので、結局はよく言われる「ぬるい走り」になってしまったりね。
激戦の中部地区N2クラスチャンピオンを獲得した大須賀君でさえ、このような「ぬるい走り→そこそこなタイム→タイムアップを狙う→強引な操作→タイムダウン→ぬるい走り」の堂々巡りから抜け出せなくなってしまうんですね。
で、その堂々巡りから抜け出すためには何が必要なのか?
それは、029の最後に書いてある、私が大須賀君に言った「もう1つのヒント」が答えなわけですが、大須賀君はきっと忘れてしまったんだと思います。
そのヒントとは?
その答えは、また次の部屋で♪
と、言ったら怒られそうなので(笑)、ズバリ教えちゃいましょう!
それは「常にタイヤのグリップを最大限縦に使うイメージでペダルを踏む」です。
これは、奥が深いですよ。
で、このことを実現するために必要なことが荷重移動の場所と量と速さというわけですね。
キーポイントはあくまでも「最大限の縦のグリップ」です。
そして、タイヤは縦に転がっていれば、横方向にもしっかりとグリップするということもお忘れなく(^_^)v
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