Room No.035    「ストレートをコーナーに!?コーナーをストレートに!?」

久しぶりのタメ部屋更新です♪

いきなり意味不明なタイトルですが、このタイトルを見ただけで「ふ〜〜〜ん・・」と思った人も多いと思います。

実際に誰かから、このどちらかの話を聞いた経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか?

他人から聞いたのではなく、自分でこのようなことを考えている人もいると思います。

 

この2つの言葉は、まったく逆の捉え方をしているように思えますが、実はまったく同じことを言っていると私は考えます。

みなさんは、この2つの言葉からどのようなドライビングのイメージが浮かびますか?

この先を読む前にご自身のイメージで、この2つの言葉をじっくりと分析してみてください。

はい。そこのあなた!直ぐに、続きを読んではダメですよ♪

まずは、この2つの言葉の意味を具体的なクルマの操作としてしっかりとイメージしてくださいね。

 

 

 

(この間、約6時間・・・・・・ホントかな?)

 

 

 

さて、みなさんは、どのようなイメージで分析しましたか?

ではご一緒に、この2つの言葉からくる実際の走り方をイメージしてみましょう。

ストレート。文字通り直線です。長いロングストレートもあれば、短いショートストレートもあります。また連続するコーナーのほんのちょっとの繋ぎ区間にストレートが存在する場合もあります。

さて、ストレートとは?直線とは?この定義を考えた場合、「最短距離」と私はイメージします。しかも、その「最短距離」は物理的に最も短い距離ではなく、コーナーからコーナーを繋ぐ「最短距離」であるわけです。そして、それぞれのコーナーに「速さ」を伴ってストレートに(から)繋げていくことが求められます。

ここにストレートに続く1つのコーナーがあります。

このコーナーをベストなラインで立ち上がって、続くストレートを全開で加速していき、次のコーナーへのアプローチへラインを繋げます。この時、コーナーの立ち上がりから全開で加速できるラインがベストです。当然ですね。そして、完全にクルマに縦の加速Gしかかからなくなった時に、初めて「今、ストレートを走っている状態」となるわけですが、では、その手前の部分(立ち上がり部分)はストレートですか?コーナーですか?と分析した場合、あなたはどう捉えますか?

完全に縦のGだけになる前は、クルマには横方向のGが必ずかかっていますよね。この状態は確実にコーナーの中と言えると思います。

で、考えるのは、少しでも早く横Gを消して、コーナーの立ち上がりから縦G(加速G)100%になるように直線的に立ち上がれる(所謂V字ライン?)コーナーリングをする!これですよね。

え?じゃあ、ストレートをコーナーに!ではなくて、コーナーをストレートに!が正解?となってしまいます。

もちろん、その捉え方も正解です。

でも、ここでもうちょっとイメージを膨らませてみてください。

いくら、直線的にと言っても完全に縦G100%で立ち上がるライン取りって、速いコーナーリングだと思いますか?

というか、V字ラインと言っても完全なVは存在しませんよね。必ずそこにはRが存在するわけです。

V字ラインとU字ラインの違いは、短い時間で一気に向きを変えるか、長い時間をかけて向きを変えるか、ようするに縦Gと横Gのバランスの範囲でタイヤのグリップをどのように使うかが違ってくるんですね。

どちらの走り方も、短い時間でコーナーをクリアして加速する!という目的には変わりがありません。そのコーナーの特徴やクルマの状況で、ライン取りが変わるというわけです。

 

1つのコーナーをクリアする時に、なるべく早くステアリングを戻して加速態勢に入る場合と、舵はなるべく一定で加速しながらコーナーリングスピードを上げていく場合と、その中間と。

そして、その先に待っているストレートへと、更にその先に待っているコーナーへと。

で、そのストレートがとても短い場合と、長い場合と。

長いストレートの場合は、完全に直線状態の部分をカットして考えてみてください。

短いストレートの場合は、同じ方向でコーナーが続く場合と、反対方向のコーナーが続く場合と考えてみてください。

そこには確かに、最短距離を繋ぐストレートが存在するのですが、実際の荷重コントロールは?

そして、縦のGと横のGの関係は?

それぞれが1%〜99%の間でバランスされてこそ、最高のコーナーリングと直線部分が作られると思いませんか?

コーナーがストレートに!ストレートがコーナーに!

お互いが反発するのではなく、手を(脚を?笑)繋ぎあってこそ、トータルで最っも速い走りが実現すると思うわけです。

 

本来?のこの言葉の意味は、それぞれにもうちょっと違うことを言いたいんだと思いますが(例えば、コーナーリング中のゼロカウンター状態のことだったり、ストレートの真ん中でも次のコーナーに備える若干のライン取りがあったり)私流に勝手に解釈すると( )内も含めて、このような表現になります。

ようするに、すべてが繋がってこそのライン取りと荷重移動だということですね。

 

以上、コーナーとストレートの関係について私なりのうんちくをお話しましたが、実はこの考え方には大きな落とし穴も存在します。

それは、コーナー、ストレートの境を無くすことによって、走りやライン取りにメリハリが無くなってしまう恐れがあるということです。

特に初心者のドライバーはご注意ください。

ラインを繋げていくタメには、ドライバーの操作1つ1つにメリハリが必要だということ。そして、それらが常にシンクロしてお互いを助け合う操作が大前提ということです。

 

さて、あなたのイメージはどうでしたか?

こういう言葉を自分なりに解釈することも、実際のドライビングに結構役立つと思いますよ。

では、また次の部屋でお会いしましょう(^_^)v

 

 Room No.036   「荷重移動と対やのグリップ」 ( 2008.07)
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