Room No.033    「すべてのアイテムを使い切るために!」

あなたのパートナーであるクルマは、数多くのパーツ(アイテム)の集合体です。

クルマによっては1つ1つの性格も性能も異なるアイテムもあれば、ほとんど同じものもあります。

すべてのクルマは、それらのアイテム達が手をつなぎあって自分を動かしてもらう用意をしているわけです。

ようするにクルマを構成するすべてのアイテムは何らかの形で直接または間接的に手をつなぎ合ってそれぞれの働きをしているというわけですね。

 

クルマをセッティングする上で、これら個々のアイテムを必要に応じて交換したり調整したりしながらバランスを作り上げていくわけですが、当然、そのバランスは走るステージ(速度域や路面状況などなど)によって変わってきますよね。

そして何より、そのクルマをコントロールするドライバーの技量によっても大きくバランスは変わってしまいます。

最適なバランスを引き出すのも崩すのも結局はドライバー次第ということです。

まあ、このことはどの部屋でも結局はここに行き着くという感じでしつこくお話してきました。

所謂、2人3脚ってことですね。

 

さて、前置きはこのくらいにして(長っ!)今回は、このバランスについて強引に(笑)音楽と結びつけて、今までとはちょっと違う角度からアプローチしてみたいと思います。

具体的な操作方法のお話ではありませんが、そこに繋がるヒントになれば幸いです。

 

さて、壮大なクラッシック音楽を奏でるオーケストラでは個人個人の演奏能力が高くても指揮者の技術が低ければ満足できる楽曲が演奏できるはずはありません(って、実際にはそんな指揮者はいないと思いますが)。

各演奏者個人の能力が素晴らしく高ければ、指揮者の能力不足をもカバーしてしまうかもしれません。でも、最終的には音をまとめる指揮者の技術が各演奏者の能力を100%引き出すことができるわけです。

(注:この例えはあくまでもドライビングをオーケストラに置き換えて話をしています。実際のオーケストラの演奏とは切り離して考えてくださいね)

 

初心者の人で、自分のクルマを凄く速いドライバーに運転してもらったら、「え?これって自分のクルマなの?」と感じた経験はありませんか?

各演奏者(クルマのアイテム)はまったく変わらなくても指揮者(ドライバー)が変わっただけで、耳を(目を)疑うような音(動き)が作り出されるわけです。

 

クルマの、とあるパーツを変更した時、またいつものパーツなのに今日はちょっと感じが違うと思った時、いつもと同じ操作では上手くドライビングのリズムが作れないなんて経験はありませんか?

そういう場合は、そのアイテムを100%活かすために、その他のアイテムとのバランスを考えて(意識して)、コントロールすることがとても大切なのです。

ようするに、1つのアイテムの変化が他のアイテムとのバランスを崩さず、プラスになる場合は、より全体がプラスになるように、マイナスになってしまう場合は他のアイテムを駆使して全体でマイナスにならないようにバランスよくコントロール(指揮)することが重要なのです。

 

では、自分自身が素晴らしい技術を持った指揮者になるためには、どのようなことを学べばいいのか?と考えてみてください。

今までは、いかに速いドライバーになるか?いかにタイムアップできるか?という直接的な見方ばかりしてきたと思いますが、ちょっと視野を広げて(視点を変えて)自分がクルマというオーケストラを指揮する指揮者になったと思って、色々と自分の操作を見つめてみてください。

 

ドライバーは演奏者ではありません。

指揮者なのです。

そして、より速く走る(良い演奏をする)タメには、各アイテム(演奏者)の能力をフルに引き出すことを第一に考えてください。

もちろん、各アイテムのレベルアップも速く走るためには重要なことです。

でも、やっぱりそれらのアイテムを使いこなしてこその気持ちよさだと思います。

そのために、各演奏者(アイテム)の能力や特徴をしっかりと把握した上で、必要なバランスを指揮(作り出す)してあげる必要があるというわけです。

 

さあ、サーキットという名の最高の演奏会場があなたとあなたのオーケストラを待っていますよ!

今のあなたのオーケストラで最高の演奏を奏でに行きましょう♪

   

 

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