Room No.032    「ぬるい走りをやっつけろ!」

ぬるい走り!よく聞く言葉ですね。

一般的に、自分のイメージがクルマの動きについていけない時に、ついゆっくりとした操作になってしまう場合や、もっといけるはずだ!と頭では解っていてもミスを恐れてタイヤ&クルマの性能を引き出せないドライビングをしてしまった場合のことを言います。

反対に、荒い操作でクルマがドタバタしちゃう場合も、やっぱり操作はぬるいと言います。

こういう走りをしてしまった時は結構落ち込みますよね。

 

では、ぬるい走りになってしまう原因は?

それは、色々あります。

 

例えば、

@タイヤのグリップが思ったよりも悪くて、1コーナーでタコってしまい、ビビリが入ってしまう。

A自分のイメージしたスピード&操作では、クルマが思ったような動きをしてくれない。

Bタイヤのグリップやクルマの動きばかり気になって、操作が後手後手になってしまい、スピード感も狂ってしまう。

C競技会で、成績(タイム)が気になって、気持ちも走りも守りに入ってしまう。

D進入で抑えすぎたり突っ込みすぎたり、立ち上がりでアクセルを開け過ぎたり開けれなかったり、クルマ&タイヤとのコミュニケーションが取れていない。

etc・・・

 

さて、自分が過去にぬるい走りをしてしまった原因は、何ですか?

まず、この原因をしっかりと自覚しないといつまで経っても、なかなかぬるい走りからは脱出できないものです。

では、実際にこういう状況になったときに、そんなぬるい走りをやっつけるためには、どのようにイメージを持っていったらいいのか?そして、どんな練習をすればいいのか?を私流に簡単にご説明をば!

 

まず@の場合

1コーナーで思ったよりもタイヤのグリップが悪くてタコった場合は、意識を2コーナーに集中するようにします。1コーナーの失敗を引きずってはNGです。

で、1コーナーへと進入したイメージで、もう1度2コーナーへ進入します。

このときに、精神的にダメージを受けている場合があるので、自分で解っていないでスピードが落ちている場合があります(実際に2コーナーまでに車速が乗らないほどタコった場合や連続するコーナーなどの場合は、3コーナーに集中します)。

なので、1コーナーのイメージよりも、若干スピードを上げるくらいの気持ちで2コーナーへ進入します。

この時に、2コーナーをイメージ通りにクリアできることがあります。こういう積み重ねが物凄く大切なんですね。

で、2コーナーでも同じようにタコ踊りしたりラインを外してしまった場合は、完全にオーバースピードか操作(ライン取りを含む)もしくはクルマに原因があると思ってほぼ間違いありません。

原因を突き止める努力をしましょう。

 

次にAの場合は、主に初心者や中級者に多く見られるパターンですが、そもそもがイメージ自体が明確に出来ていない場合や、単純に操作に正確性がない場合がほとんどです。

ようするに、クルマとタイヤの動き&グリップに合わせたライン取りがしっかりとできていないので、自分のイメージした操作とクルマ&タイヤにかかる荷重移動にずれができてしまい、クルマがイメージ通りには動いてくれないと勘違いしてしまうというパターンです。

こういう場合は、とにかく正確なラインをトレースできるように、まずはライン取りを勉強して、次に荷重移動を色々と試して、自分のイメージとクルマの動きのずれを埋めていくことが大切です。

 

次にBの場合です。

これは、結構上級者にも多くみられるパターンです。まず、この場合の原因はドライバーよりもクルマ側にある場合が多いです。セッティングを含めクルマからのインフォメーションが、自分の操作と実際のクルマの動きによってちぐはぐになってしまうと、その次の動きを作り出す操作が遅れてしまい、後手後手の悪循環にはまってしまうことがあります。ドライバーの操作と実際のクルマの荷重移動に差が出るということは、荷重移動するスピードとクルマが動くスピードに一定のリズムがないので、常にクルマやタイヤの動きを気にしなければならず、積極的な操作ができなくなってしまうわけです。

非常に運動神経や反射神経がよい人は、そのずれを感じ取って、そのずれを修正する動作を手前で行えるので、そういう人はこのパターンにはハマりませんね。

でも、普通の神経の持ち主は、そこをクルマ側で対処するわけです。

決して、モノに頼るというわけではありませんよ。モータースポーツはドライバーとクルマを足してなんぼ!ですからね。

 

さてCです。

これは、何も言うことはありません。スポーツですので、プレッシャーはあって当然です。それがイヤなら競技会に出なければいいわけです。

このプレッシャーがあるから実戦は最高のステージとなるのです。

でも、@を完全(100%はないと思いますが)に乗り越えてしまえば、かなりこのプレッシャーも前向きに受け入れることができるようになると思います。

 

最後にDです。

これが1番やっかいですね!

でも、こういう人が1番多いのも確かだと思います。

基本的に、こういうケースはクルマの運転自体が雑になっている場合が多いです。

全開じゃ〜〜〜〜ッ!とか、アクセルは思いっきり踏んでなんぼだ〜〜〜〜ッ!とかね。

でも、裏を返せば、アクセルを思いっきり踏めるということは、スピードがそれだけ遅いということがあるわけです。または、加速しないほど踏んじゃっていたりね。んで、クルマが振られたり、ステアリングもドタバタしちゃって次のコーナーがゆっくりとなってしまったり。または、ブレーキが遅れてドアンダーになってしまったりね。

いずれにしても、荒い操作を一生懸命にやっているというわけです。

操作が荒ければ、クルマの荷重移動も荒くなってしまいます。

これでは、思ったとおりの走りなんてできるわけがありませんよね。

んで、直そうとすると今度は操作がゆっくりとなってしまい、スピードやクルマの動きがゆっくりとなってしまうというパターンもちょこちょこ見かけます。

こういう場合は、ひたすら4つのタイヤのグリップを使い切る練習をするしかありません。間違ったイメージ(タイヤのグリップをわざと落とすような)で練習していては、いつまでもタイヤは仲良くしてくれませんからね。

タイヤのグリップが良くても悪くても、スピードが高くても低くても、インフォメーションがしっかりとしたセッティングのクルマで、色々なコースを走ることが何より大切だと思います。

いずれにしても、ぬるい走りをやっつけるのに近道はありません。

でも、遠回りはたくさんありますのでお気をつけて(汗)。

 

とあるコースで、とある条件でないとタイムが出ない人や、たくさん走らないとタイムが出ない人はちょこっと参考にしていただければ幸いです。

ちょっとだけね♪

 

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